サラーリーマンの【税金】について考える『パート1』

ファイナンシャルプランナー

税金

サラーリマンが避けて通れない税金。

では、実際にどれくらい払っているのか?

みなさんが思っている給料、手取りの額だと思っていませんか?

銀行に振り込まれた金額、これは税金を引かれた後の金額です。

会社があなたに払っている給料は、税金が引かれる前の金額です。

年に一回、会社からもらう源泉徴収票に記載されていますよね。

例えば年収500万円の方、いくらくらい税金払っていると思います。

約100万円、100万円も払っているんです。

手取りに直すと約400万円、結構大きい金額ですよね。

おおまかに分けて税金には、所得税、住民税、社会保険料があります。

では具体的に。

所得税

所得税、どれくらい払っているのか。

年収500万円の方だと、20%引かれています。

所得税は累進課税になっています。

所得が増えれば増えるほど、税率が上がっていきます。

年収195万円〜330万円、10%

年収330万円〜695万円、20%(500万円の方はここ)

年収695万円〜900万円、23%

年収900万円〜1800万円、33%

稼げば稼ぐほど、税率は上がっていきます。

所得税は先払いです。

毎月の給料から、だいたいの額を天引きされているので

多く払わされてしまった場合は、年末調整で戻ってきます。

年末調整で12月の給料が多く入ってたりしますよね。

結構嬉しいですが、実は先に払っていた税金を返してもらっているだけなんです。

住民税

住民税は、わかりやすいです。

どの所得の方でも、一律10%です。

ちなみに、住民税は後払いになっています。

サラリーマンは、会社が計算してくれて天引きされているので問題ないのですが

会社を辞めた時などは、注意が必要です。

収入が減っていても、前年分の住民税を支払う必要が出てきます。

課税所得

では、実際に計算してみます。

500万円の方の場合。

500万円×20%=100万円

500万円×10%=50万円

500万円ー150万円=350万円

でも、最初の税金の説明だと400万円でしたよね。

本来の計算方法とは

給与ー控除=課税所得

控除の額が増えれば、税金は減りますよね。

では控除とは何でしょう。

控除

控除には、給与所得控除、所得控除があります。

給与所得控除は、給与収入金額に応じて一定金額が給与収入から差し引かれます。

所得控除は、個人の事情に応じて一定金額を差し引いてくれます。

所得控除には、扶養控除や配偶者控除、社会保険料控除、生命保険控除等。

これらの控除は、サラリーマンなら年末調整の時に必要な書類を提出すれば会社が計算してくれます。

医療費控除、雑損控除、寄附金控除などは自分で確定申告をしないと控除されません。

確定申告しないと適用にならない控除は、使わないと損してしまいますよね。

では、サラリーマンが使えそうな控除は

ふるさと納税、医療費控除、扶養控除、生命保険料控除、地震保険控除、住宅ローン控除

では、具体的な説明は次回へ。

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